標高差:345m
累積標高差:700m
宍粟50山に戻る
兵庫県宍粟市山崎町段
登り:57分
下り:1時間20分(展望休息所迂回含む)
コースタイム:2時間37分(比地の滝散策含む)
最も興味の無い山であったが宍粟50山完登を決めたからには行かざる得なくなってしまった。
『宍粟50山』林道歩きが多いと聞いていたので最も行きたくない山だった。
無料のモノレールにびっくり
世知辛い時代に無料のモノレールがあることにびっくりしたが、他には何のサプライズも無く、スタンプラリーの一山を終らせただけに終った。
更にスタンプラリーを続ける
中国自動車道を挟んだ”篠の丸”へ移動し、時間が許せば”高取山”も登って帰る予定。この季節、陽が短いのが心配。
〔47〕国見山 (465m)
くにみやま
比地の滝
林道ゲートは施錠されておらず、簡単に開けることが出来るが、これだけ書かれていると車で上がるのは躊躇してしまう。潔く歩いて登ることにする。
”国見の森公園”の無料駐車場に車を停める。一番奥の交流館にトイレがあるが、スリッパに履き替える必要があるので、登山靴に履き替え前に行っておきたい。8時48分に歩き始める。
車が充分走ることが出来る林道はモノレールの下を潜る。
林道へのショートカット道から駐車場を振り返り見る。
林道は沢横を進む様になる。この沢の下流に”比地の滝”がある様だ。下山後に寄ってみよう。
国見山のことは何も知らず、どこかで登山道になると信じつつ、林道を歩き続ける。
20分にて”柏原城跡”への分岐に出るが、交流館で貰った散策地図にも載っていないので、山頂へ真っ直ぐ進む。
林道歩きは退屈極まりないので、こんな小さな落ち込みでも目が行ってします。
広い立派な林道が続く。これを車で走れないのはバカみたい。
”山頂展望台”まだ2.2kmある。まだまだ遠い。
実は下山時にここに出て来ることになるが、山頂展望台へは真っ直ぐに林道を進む方が早い。
”展望休息所”まで0.8kmの分岐に着くが、展望台と展望所との区別が付かず、素直に真っ直ぐな道を進む。
林道歩きで初めて展望が開けたが、訳の判らない低山が見えているだけの冴えない風景が見えるのみ。
更に分岐が出て来るが、山頂までは無難な林道を進むことにする。
57分にて”国見山”(465m)に着く。
これが山頂展望台か。展望はすこぶる良いのだが、ここまで全て林道歩きだった。
展望台に張ってある写真を見て、一目で判るのは小明神を抱えた”明神山”だけ。
こちらは南東方向の揖保川を見ている。
こちらが今日の実際の展望であり、霞が酷く絵になっていない。
バリヤーフリーになっている遊歩道を緩やかに下って行く。獣避けゲートは開け易く閉め易くなっている。
直ぐに下山を始め、山上駅への遊歩道から山頂展望台を見る。
登って来た林道を下るのはイヤなので、登山道を探すが、土地勘がまったく無くどこに向かっているのか判らない。
下山13分にて”山上駅”の公園に出る。沢山居るイノシシは張りぼてだった。モノレール駅に寄ってみて料金を調べるとどこにも書かれていない。後で知ったことであるが、モノレールは無料だとのこと。えらい太っ腹ではないか。
モノレール沿いの道は立入り禁止になっていた。モノレール沿いに下るのもイヤなので他の道を探してみる。
展望所へはきつい階段を上ることになるが、林道歩きよりこちらの方が楽しい。
林道歩き中に分岐があった展望所への道だった。
やっと山歩きをしている感じになって来た。
展望所から山頂展望台を見る。これだけ近くでも霞んでいる。
下山(?)35分にて”展望休息所”に着く。展望は良いが展望台から見た風景と同じ。
展望所からの下山道は俄然、雰囲気が良くなり落葉を踏み締めて歩くことになる。
どこに向かっているのか判らないが、どんどん下って行く。
周辺はアカマツが多く、至る所に”キノコ収穫禁止”の張り紙が目立つ。キノコ=マツタケのことだろう。
気持ち良く歩いていたが、下山51分で元の林道に戻ってしまう。あのまま気持ち良く下って行きたかったががっかりである。
”比地の滝”へは又獣避けゲート通って行く。出発した所のモノレールには女性客が一人乗っているだけだった。モノレールは相当な減速比とラック&ピニオンで急勾配をゆっくりと上って行った。
下山1時間20分にて”国見の森公園”に戻り、
”比地の滝”に向う。
”比地の滝”からの沢はおせいじにも綺麗とは言えない。
”比地の滝”への道はヒノキ林で薄暗い中を進む。
落差はたった12mであり、水量も少ないが、他に見所の無い山域なので、見に行く価値は充分あった。
6分程で”比地の滝”に着く。